デトロイト総領事の眼差し
令和8年10月22日
デトロイト総領事の眼差し Vol.26
再び会議は踊った、それが良いのだ ― インディアナポリスでの日米中西部会
再び会議は踊った、それが良いのだ ― インディアナポリスでの日米中西部会
令和8年 (2026年) 10月22日
在デトロイト日本国総領事
昨年9月、東京で開催された日米中西部会に初めて出席した(眼差しVol.10)。在デトロイト日本国総領事
岸守 一
本年9月9-11日、インディアナポリスでの日米中西部会に出席した。総領事は管轄州を出ない前提(私の場合はミシガンとオハイオ両州)なので最初で最後のインディアナ出張になる。前日にデトロイトに立ち寄ってくれた山田大使一行、着任されたばかりの大場シカゴ総領事、ケンタッキーが加わった渡邉ナッシュビル総領事と共に出席し、私は閉会の挨拶を行った。
昨年は「会議は踊る」など少し辛口の批評をしてしまったが、2回目の今回、私も皆さんと一緒に「会議で踊った」ので、とても有意義だった。州知事レベルの参加はインディアナを除くとミシガン・ホイットマー州知事のみ(副知事がケンタッキーとカンザス)と中西部としての一体感はないままだが、総出席者数は500名を超え、日本からも100名上の参加があった。
歓迎レセプションはインディ500のレース会場という粋な演出で、メインゲストは日本人レーサーの佐藤琢磨さん。インディ500で2回優勝した経験など流ちょうな英語で語った。
ミシガンと姉妹州県の滋賀県から三日月知事、オハイオと姉妹州県の埼玉県から大野知事が出席し、開会式で両県のアピールを魅力的に行っていた。山田大使の基調講演は、原稿も読まず趣旨も明確で、誰に聞いてもピカイチの出来栄えだった。
その後はしかしまた、ウィーン会議を抜け出して仕立屋の娘クリステルとよろしくやったアレクサンドル皇帝のように、私もメイン会場外での活動にいそしんだ。
ホイットマー州知事と山田大使、同州知事と三日月知事、大野知事とミハリク・オハイオ州開発朝刊、同知事とフィンドレー市長、同知事とメッサーMEDC総裁、そして自分とミハリク長官など。夜もオハイオ州主催のレセプションで大野知事をエスコートしたり、ノバイ市長が私の誕生日を祝ってくれるパーティーに参加したり、旧知のアダム・リッフ・インディアナ大学教授と朝食を一緒にしたりと、大変有益な時間を過ごすことができた。
そして閉会式では、昨年の3つの質問(今、ここで私たちがやらねば誰がやる?)に加えて更に3つの問いかけを行った。それは、中西部に於いて、(1)日本とは何者なのか、(2)日本はどこにいるのか、(3)日本と中西部で一緒に何ができるのか、の3点である。
次の一年は自分自身でこれらの問いに対する回答を考えたいと思う。そしてまた出席者と一緒に会議で「踊って」ネットワークを築き未来に活かす、そんな日米中西部会にしたいと、そう願っている。