デトロイト総領事の眼差し
令和8年2月26日
デトロイト総領事の眼差し Vol.15
ミシガンと言えば「やはり」自動車―2026年デトロイト・オートショーとJapan Plaza
ミシガンと言えば「やはり」自動車―2026年デトロイト・オートショーとJapan Plaza
令和8年 (2026年) 2月26日
在デトロイト日本国総領事
昨年2025年、デトロイトに着任して直ぐの1月、デトロイト・オートショーは寂しかった。在デトロイト日本国総領事
岸守 一
往年は6000人が集まったメディアデーも1000人弱という衰退だけでなく、せっかく日本から松永自工会副会長一行が来訪されたにもかかわらず、会場内の出展はTOYOTAのみ(会場外でアイシンも参加)、ステージのトークショーでも日本はゼロだった。
その反省から、オートショー直後に主催者DADA(Detroit Auto Dealers Association)本部を訪問し、意見交換を重ねた。デトロイト・オートショーにおける日本の復活はDADAにとっても良いことであり、彼らの協力で会場内に2階建てのJapan Plazaを建設することになった。
今年2026年1月のデトロイト・オートショー初日は、昨年より更に人出は寂しかったが、TOYOTA及び今年から復帰したSUBARUの直ぐ横に立てられた黒塗りのJapan Plazaは、控えめに言っても目立っていた。
1月14-16日の三日間のJapan Plaza開催の結果はといえば、主催者も認める成功だった。その秘訣は三つある。
先ず、滋賀県甲賀の日本茶を冷たくして供与し、駄菓子(キットカット抹茶味や広島の紅葉まんじゅうなど)を食べ放題にしたこと。会場内は広いが有料の珈琲はあっても無料で水分補給できる場所がない。昨年の経験から滋賀の冷茶は受けると踏んだが、狙い通りだった(それ以上に駄菓子の人気は凄まじく、途中で買い足しに行くほどだった)。
次に、自工会の協力で作成した4枚のパネル。日本の自動車産業が米国やミシガンに貢献している様子がグラフや数字で一目でわかる。2階のお茶目当てで来館するお客は螺旋階段を上りきったところに設置するパネルを見ずには冷茶とお菓子に辿り着けない。JBSD幹部と総領事館が手分けして何度も何度も日本自動車産業の貢献をアピールした。
3点目は、JBSD佐々木会長が主催者に掛け合ってGreat Lakes Taikoのパフォーマンスの時間を確保したこと。ジープなどのサーキット会場の爆音に負けない和太鼓がお客を引きつけてくれた。
そして1階部分はJBSD会員企業に公募をかけ1時間毎の商談機会にしたのも好評だった。
ホイットマー州知事もギルクリスト副知事やメッサーMEDC総裁と共に滋賀の冷茶を楽しみながら日本企業幹部と懇談した。ピータース連邦上院議員、ケリー中小企業商工会会頭、ショア・ランシング市長、多くの州議会議員やビジネス関係者も来訪してくれた。来年は、今年の反省を糧にして更にパワーアップしたJapan Plazaを披露したいと思う。