デトロイト総領事の眼差し
令和8年10月22日
デトロイト総領事の眼差し Vol.25
ミシガンの短くて美しい夏 ― 公邸にあるプールサイドの小景
ミシガンの短くて美しい夏 ― 公邸にあるプールサイドの小景
令和8年 (2026年) 10月22日
在デトロイト日本国総領事
クランブルックにある総領事公邸には、広い庭の中に、飛び込み台のついたプールがある。私は、中学高校は水泳部だった。広島県には当時水球部は4校しかなかった。2回勝てば、インターハイに出られるわけだが、一度も出たことはない。同世代の吉川晃司を擁するライバル校に常に負けていたからだ。在デトロイト日本国総領事
岸守 一
公邸にプールがあればいつでも泳げていいですね、とよく言われるのだが、この夏は家庭の事情で何度も日本に帰る必要があり、泳いだのはただ1回だけだ。ミシガンの夏は短いが美しい。市長とその市に居住する日系企業の組み合わせで、この夏公邸のプールサイドでは3回のレセプションを主催した。
7月25日はファーミントンヒルズ市とノースビル市。お声がけはしたが夏休みということもあって集まったのは日産、パナソニック、アイシンなど数社のみ。リッチ市長(ファーミントンヒルズ)が大ファンだというDetroit City Football Club(DCFC)の山崎晴紀選手が来てくれたので、市長と一緒にプールに入ったりして盛り上がった。
8月15日はデトロイト圏の外に焦点を当ててランシング市とバトルクリーク市。こちらは市側から投資誘致のプレゼンを行い、企業からも矢崎総業とDENSOが業務説明を行うといった半分ビジネスのイベントにした。ショア・ランシング市長に前々から日系企業に対し直接働きかけをしたいと頼まれていたからだ。
9月5日はオハイオ州のダブリン市とディファイアンス市。レーバーデー・ウィークエンドにもかかわらずコロンバスやトレド、フィンドレーからも企業や大学関係者、日米協会等が来てくれた。返礼として9月12日にダブリン市の日本祭り、9月26日にはディファイアンス市のスペアリブ・フェスティバルに参加してきた。
3回とも谷口シェフの料理が大変好評だった。手間暇がかかるBBQは止めて食事は室内で、飲み物だけプールサイドに特設したバーで提供した。企業の方達から日頃会えない市長と直接話ができて有意義だったと言ってもらえた。総領事館の利点は、関係者を引き合わせる(convene)ことだと改めて思った。
誰も泳ぎはしなかったが三日月滋賀県知事、スナイダー前州知事、山田駐米大使、バルーア・デトロイト地域商工会会頭、メッサーMEDC総裁らを招いた夕食会の時もプールサイドで写真を撮ったら、誰もが和んだ顔つきになった。今は水を抜いてシートをかけてしまったがまた来年プール開きをしたら多くの方に来ていただきたい。その際は、お子様も大歓迎です。