生活・安全情報

平成30年6月5日

盗難事件等に対する注意喚起

平成21年2月1日

近年米国では凶悪犯罪は減少傾向にありますが、長引く経済不況を背景として、財産犯、特に泥棒や詐欺事件が多発しています。ちょっとした気配りで被害の危険が大幅に減少する犯罪が少なくありません。下記に数例を紹介いたしますのでお気をつけ下さい。

1. ガレージ内からの盗難事件

特殊なリモコンや手動で無施錠のガレージ扉を開けて、内部に駐車された無施錠の自動車内からパソコンやカーナビ等を盗む。ガレージ内に積んであった郵便物等から個人情報を盗む等です。

対策:ガレージの扉、内部の車、ガレージから家に入るドアは全て施錠する。ガレージ内にはダイレクトメール、光熱費の請求書、その他 ID 盗の対象になる物を置かない。

2. インターネット販売におけるおつり詐欺事件(ニューヨークにおいて発生)

在留邦人が中古品をネット販売し、商談が成立した。後日額面の間違った小切手(例$50→$500)が届き、連絡したところ、品物と一緒に差額を小切手で払って欲しいとのこと、銀行で入金できたことから、商品とともに差額分を小切手で郵送した。後日(2週間位後)銀行から小切手は無効な物であり入金は取り消されたとの連絡が入った。犯人は差額の小切手を換金済みで、連絡がとれなくなった。

対策:小切手は確認に時間がかかり、仮に入金できても銀行が無効を確認すれば一方的に取り消されます。見知らぬ人とは現金取引にするなど注意してください。

3. 警察官のふりをして車を停車させる強盗事件

在留邦人が多数居住するミシガン州アナーバー市近郊の Pittsfield TWP において発生した、夜間に走行中の車両の後方から2つのスポットライトを点滅させて、警察官の停止合図と信じた運転手が停止したところ、1人がけん銃を突きつけ、他の2人が車内の現金や価値のある物を奪う強盗事件(犯人の車は Crown Victoria )

Pittsfield 警察からの注意:停止合図がおかしいと思ったら、明るく照明された人気の多い場所か最寄りの警察署まで運転してください。(停止しないでください)

4. 拾った現金を山分けすることを口実にした詐欺事件(シカゴにおいて発生)

犯人は2人組で、1人が「財布を落とさなかった?」と声をかけ、別の通行人(犯人の仲間)にも声をかける。3人で財布を確認すると中には1万ドル相当と思われる紙幣があり、3人で山分けすることを持ちかけられる。「山分けには紙幣を交換する必要がある。」等言葉巧みに被害者を銀行等に誘導して、口座から引き出したばかりの現金数千ドルを騙し取って逃げ去る。

対策:うますぎる話には関わらないですぐにその場を離れましょう。