生活・安全情報
カナダとの国境付近でのパスポート携帯
在留邦人の方も検問を受ける場合にはパスポートの提示を求められますのでご注意願います。なお、参考情報は次のとおりです。
1. 国境警備隊による抜き打ち検問の目的
今まで警備が手薄であったミシガン州南東部における加との国境付近において、抜き打ち検問を実施することによって不法入国、テロリストの入国及び違法薬物等の密輸を防止することを目的にしています。
2. 検問の際の身分証明書の提示
連邦法によって、18歳以上の外国人は常時、定められた身分証明書を携帯しなくてはならないことになっているとのことで、検問の際には、身分証明書としてグリーンカード、パスポート、査証の何れかの提示が求められます。日本人については査証が添付してあるパスポートを提示する必要があります。なお、18歳未満の方は、身分証明書の携帯を義務付けられていません。
3. 身分証明書の範囲
身分証明書は、原本を提示する必要があり、パスポートのコピーは認められません。また、米国運転免許証、国際運転免許証は、身分証明書として認められず、パスポート等の身分証明書が提示できない場合には、警備官がその氏名等を移民帰化局のコンピューターのリストと照合し、問題がなければその場でリリースされますが、場合によっては密入国者等でないことがはっきりするまで身柄の拘束もあり得るとのことです。
4. ランダム検問の場所
国境付近に近接したエリアにおいて、任意に車両等を選定して検問を行います。検問対象は、警備官によって選定されますが、一定の対象に偏った検問は行わないとのことから日本人も対象になり得るとのことです。また、検問箇所は、国境を越える橋などに通じる道路で行うとは限らず一般の道路上でも行うとのことです。検問に当たっては、緑の制服を着用した国境警備官が実施し、私服で行うことはありません。検問の実施期間は、今後半永久的に続けるとのことです。
つきましては、邦人の皆様方には、仕事、観光などで米国とカナダの国境付近に出かけられる方で、18歳以上の方は、無用なトラブルに巻き込まれないためにも自動車の同乗者も含めてパスポートを携帯されることをおすすめします。